ココロの皮むき

産業カウンセラーが学んできたことを書くブログ

自己肯定感は人間にとってなくてはならないものだった話

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こんにちは。どいつよしです。

 

ついにアメブロデビューしました!

 

友人のブログ「自己肯定感とフェルトセンス | 【大阪・梅田】不妊カウンセリングルーム with(ウィズ)」にて

 

フォーカシングになくてはならないフェルトセンスってどんなもの? 」を紹介していただきました。

 

ご自身のカウンセリング現場での体験を踏まえて、自己肯定感とフェルトセンスの関係性という切り口で、僕の書いたことをさらにわかりやすく、深めてくださってます。

 

ぜひ、僕の記事とあわせてよんでくださいね!

 


そして、友人のブログを読んで、

 

そもそも、自己肯定感があるときって、どんなときなんだろうか?

 

という、興味が湧いてきました。

 

自己肯定感という言葉は、「わたしは自己肯定感があまりないので、、、」というように、自分の自信のなさをフォローするような時によく出てくるように思います。

 

でも、551蓬莱のCMのように「自己肯定感があるとき〜!」「ないとき〜!」って、はっきり区別できるようなものでもないように思うんですよね。
 

 


551蓬莱CM ある時ない時おかげ様で70年編 2015年

 

元気ハツラツにオロナミンCをグイッと飲んでいるイメージが、自己肯定感があるときとするならば、元気ハツラツしてない人は、みんな自己肯定感がない人になってしまいます。

 

自己肯定感というのは、何かを基準にして「ある」とか「ない」とか「高い」とか「低い」とかが決まるものなのか、そうではないものなのか。

 

今回は、そのあたりをはっきりさせたいと思っていろいろ調べてみたことを、書いていきますね。

 

自己肯定感について驚愕の事実!

今回は、参考図書に、この本を使わせていただきました。

 

 

その本によると、自己肯定感について驚愕の事実が判明したのです!

 

その事実とは!?



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自己肯定感は空気のようなもの〜



なぜ空気のようなものなのか!?

それは、自己肯定感が、


空気のように、

 

具体的に感じられるものではなく、

 

普段はその存在を意識しないで過ごしている、

 

心地よく温かく、自分をぽかぽかと満たしてくれるもの

 

だから。

 

空気は、私達が生きていくにはなくてはならないものですが、あまりに当たり前のものなので、その恩恵を感じることがほとんどありません。

 

しかし、ひとたび空気が足りなくなっているとなると、致命的な問題になり、空気の存在の重要性に気付くことになりますよね。

 

自己肯定感もそんな感じのものなのだそうです。

 

当たり前にあるけれど、なくなってくると困る大事なものということですね。

 

自己肯定感とはどんな気持ち!?

自己肯定感が、空気のようなもので、普段はその存在を意識して過ごしてはいないけれど、私たちにとって大事なものであるということはわかりました。

 

では、自己肯定感とはどんな気持ちのことなのでしょうか。

 

水島先生によると、

 

「自己肯定感」とは、「優れた自分」を誇りに思うことではありません。「ありのままの自分」をこれでよいと思える気持ちです。

 

とのこと。

 

自己肯定感=自分を大切にする気持ち

 

という表現も使われています。

 

その気持ちがあることで、 ネガティブな思考にとらわれずに、のびのびと温かい人生を歩むことができるのだそうです。

 

では、どんな状態の時に自己肯定感が「ある」とか「ない」とか「高い」とか「低い」とかになるのでしょうか。 

 

自己肯定感がある(高い)とき〜!

自己肯定感が高い時というのは、自分のダメなところ探しをすることもなく、自分らしい人生を生きていくことができ、自分や身の回りの人や物事、景色を、明るい目でみていくことができるのだそうです。

 

だから、普段の生活において、少なくとも自分のダメなところ探しをしないで過ごしている時間は、自己肯定感がある状態とか自己肯定感が高い状態ということが言えますね。

 

そして、そういう時というのは、「今、わたし、自己肯定感ある!」なんて意識することもあまりないですよね。

 

自己肯定感がない(低い)とき〜!

自己肯定感が低いと、「こんな自分はダメだ」と自己否定的になったり、「こんな自分が、どうやって生きていけるのだろうか」と不安になったり、「何をやってもどうせ意味がない」と無力感を覚えたりするそうです。

 

また、自己肯定感が低い人は、「自己肯定感が低い」ということについても、自分をネガティブな目で見ているとのこと。

 

「私は、自己肯定感が低いから、ダメだ」「どうしてこんなに自己肯定感が低いのだろう」というように。

 

そうなると、自己肯定感が低いということを証明する結果ばかりが目につくようになっていきます。

 

自己肯定感が低下自分はダメなやつダメな結果自己肯定感が低下自分はダメなやつダメな結果以後繰り返し

 

という、無限ループを経ていくことになり、結果として自己肯定感はどんどん下がっていってしまいます。

 

いつも自分に対して「こんなんじゃダメだ」「どうせできないよ」という評価を下していくことは、自分を傷つけ続けるようなもの。

 

自分を大切にできないため、結果として、心を病んでしまったり、心身を傷つけるようなことをしたり、絶望感の中、問題行動を起こしたりする場合もあります。

 

僕の友人も書いてありましたが、カウンセリングに訪れる人や、医療機関で治療に入る人には、自己肯定感がとても低い人が多いのだそうです。


自己肯定感を自分で回復させるには?

自己肯定感は低くなりすぎると、カウンセリングや医療機関にかからないといけなくなる場合がありますが、

 

心を病んでしまったり、心身を傷つけるようなことをしたり、絶望感の中、問題行動を起こしたりするところまで至っていない場合は、自分で回復させることも可能なようです。

 

水島先生は、「他人をリスペクトしてみる」という手法をすすめられています。

 

ここでのリスペクトは、

 

ありのままの相手に敬意を持ち、尊重する

 

という意味なのだそうです。

 

「自分の好きなところ探しをする」ことからではないところが斬新です。

 

さて、どのようなやり方でおこなっていくのかは、ぜひ、本を手にとってもらえたらと思います。

  

 

おわりに

いかがでしたでしょうか?

 

今回は、「フォーカシングになくてはならないフェルトセンスってどんなもの?」が友人のブログに紹介され、自己肯定感とフェルトセンスの関係性について書かれていたことから、僕も自己肯定感をテーマに書いてみました。

 

今回調べてわかったことは、

 

自己肯定感は、空気とおなじような、私たちが生きていくにあたって、とても大事なものである。

 

自己肯定感とは「自分を大事にする気持ち」のことである。

 

自己肯定感が高いと私たちは自分らしく人生を歩んでいける。

 

自己肯定感が低くなると、自分を傷つけてどんどん低くなっていくことがあり、健康面や行動面でいろいろな問題が出てくる。

 

ある・なし・高・低のはっきりとした基準があるわけではない。

 

自分で回復する手法もある。 

 

ということでした。

 

個人的には、「空気のようなもの」ということを知ることができたことが一番の収穫でした。

 

また、自己肯定感が低い人がどんどん低くなっていくプロセスは、僕自身もはまってしまった経験があるので、その苦しさを思い出して、胸が痛くなりました。

 

仕事などで失敗を怖れるあまり、つい「僕は自己肯定感が低いので」を口にしてしまうことがあるので、気をつけたいと思います。

 

あと、水島先生は、自分で自己肯定感を回復していく手法として、「他人をリスペクトする」を提案されていますが、

 

僕は、SFAの例外探しの手法を使った、【「自己肯定感がない」と思わない時がどんな時かを探して、そこを長くしていくようにする】、というのも役に立つのではないかと思います。

 

最後に、僕のブログを紹介してくださり、自己肯定感について興味を持つきっかけもくださった「自己肯定感とフェルトセンス | 【大阪・梅田】不妊カウンセリングルーム with(ウィズ)」の ほりたたかこ さん。

 

ほんとうに、ありがとうございました!

 

あわせて読んでみてくださいね

www.kokoronokawamuki.com