カウンセリングはバナナの食べ頃を待つようなものである
こんにちは。どいつよしです。
今日は僕がカウンセリングをする時に心掛けていることを書きますね。
僕は毎朝バナナを食べる習慣があるのですが、ある日緑色の残ったバナナを買ってきた時にふと思ったのです。
「カウンセリングってバナナの食べ頃を待つようなもんじゃね!?」
って。
なんのことかさっぱりわかりませんよね。
安心してください。ちゃんと解説していきますね。
バナナは緑色の時に収穫される
バナナってフィリピンやエクアドルといった国から輸入されてきますが、現地では緑色の状態で収穫されているのってご存知ですか?
なぜ、熟れていない緑色の状態で収穫されるかというと、緑色のバナナには害虫が発生しないので輸入が認められているからなんです。
海外から輸入する果実は、植物防疫法という輸入方法に関する法律によって厳しく管理されていて、害虫がつきやすくなる黄色いバナナは輸入することができないのです。
バナナが食べ頃になるまで
緑色の状態で輸入されてきたバナナは、工場などで追熟という加工をされて黄色くなります。お店に並んでいる黄色いバナナがそれですね。
それで、お店においてあるバナナもまだ少し緑色が残った状態で売られています。
買ってきてから少し置いて、シュガースポットが皮の表面に表れてくるくらいが食べごろだってよく言われます。
なので、我が家では買ってきたバナナを冷暗所で保管し、食べごろになるまで待つようにしています。
このように、
バナナが食べごろになるまで少しずつ熟していくのを待つことであったり、
工夫することによって追熟する速さを調整できたりすることを、
僕は「カウンセリングみたいだなぁ」って思ったってわけです。
ここまでは、完全にバナナのお話でした。
カウンセリングはバナナの食べ頃を待つようなもの
さて、ここからが本題です。
カウンセリングでは、クライエントさんの変化・成長は少しずつが良いとされています。
それは、一般的に大きい変化は人間にとってストレスになると言われているからです。
だから、心理療法のテクニックを使う時も負担のないところから少しずつ行っていきます。
トラウマセラピーなど、より繊細さが求められる現場では、クライエントさんを悪化させる恐れもあるので、特に気を配ります。
バナナだって、追熟を促進させようと保管場所を暖かい場所に変えたら想定より早く熟してしまって逆に真っ黒になってしまったりしますもんね。
また、カウンセリングはバナナの追熟よりもさらに待つということが大事です。それは、人間にはカイロスという時間の概念が存在するからです。
少し時間の概念について説明すると、時間にはクロノスとカイロスという2つの時間があると言われています。
クロノスは時計で測ることができる時間。
カイロスは時計では測れない人間の成長や自己実現に関係する時間です。
カウンセリングにはカイロスが関係します。クライエントさんが大きな成長をするときは、いつ来るのか誰にもわかりません。しかし、誰にでもその時は来ます。
なので僕は、成長のプロセスが止まってしまったり、戻ってしまうことがあっても、カイロスの時間を意識して、クライアントさんに寄り添っていくことを大事にしています。
バナナが食べごろに熟すのを待つように、クライエントさんの機が熟すのを信じて待つってことですね。
カウンセリングはバナナの食べ頃を待つよりも待つようなものかもしれません。
むすび
バナナを食べながら、僕がカウンセリングで心がけていることが明確になっていったわけですが、改めてまとめると次のようになりますね。
- 人の変化・成長は少しずつ進む。
- 心理療法はクライエントさんの負担の少ないところから細心の注意を払って行う。
- カイロスの時間を意識して信じて待つ。
僕はこれからも、そのような姿勢でカウンセリングを行なっていきます。
バナナを食べるたびにそれを思い出すようにするもっといいかも。
バナナよ良い気付きをありがとう!
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