【SFA】コンプリメントはギャンブルで大当たりしたときと同じ脳が活動している!?
こんにちは。どいつよしです。
ここのところ連続してソリューションフォーカストアプローチ(以下SFAと記載)について書いています。
SFAってなに? DA PUMPの新曲? って思った方はこちらを読んでみてくださいね。
今日は、SFAの技法の「コンプリメント」についてです。
繰り返しになりますがコンプリメントには、ほめる・ねぎらうという意味があり、相手が元気になる言葉ややる気になる言葉をかけることです。
そして、自己評価を高めることを促します。また、相手の存在を肯定することにもなり、よい関係性をつくることに繋がります。
さらに、コンプリメントはカウンセリングの時だけでなく、普段の人間関係を良好にすることもできるので、知っておくととても役に立つ技法です。
もっと詳しくコンプリメントについて知りたい方は、こちらの記事もご覧くださいね。
「褒める」は脳科学的にも重要である
さて、本題に入りますね。
今、柿木隆介さんという神経内科のお医者さんが書いた『どうでもいいことで悩まない技術』という本を読んでいます。
この本には、悩むほどでもないことを必要以上に気にせず、悩まずにいられるようになるための、脳の力を活かした31のトレーニングが載っています。
その中に「褒める」ことの重要さについて書かれてあるところがありました。
褒める!!!
そうです!「褒める」ときたら身体が無意識にビビッと反応してしまいます。笑
「褒める」ときたら、コンプリメントですよね。もう、何回もこのブログでは書かせてもらっています。
そして、この「褒める」について驚愕の事実があることがわかったんです!
それは!?
ギャンブルで大当たりしたときと同じ脳が活動している!
ということ。
柿木さんによると、褒められるというのは、人間にとって快感の一つとのこと。しかも、その快感は強烈な長期記憶として貯蔵され、忘れることはないのだそうです。
ちなみに、褒められた時に脳がどうなっているのかというと、「報酬系」や「快楽中枢」と呼ばれる部分の活動が活発になっているのだそうです。その中でも大脳基底核の線条体という部分と中脳が主に活動しているそうです。
そして、おもしろいことにこの場所は、パチンコや競馬、カジノといったギャンブルで大当たりをしたときにも活動するとのこと。
だから、SFAのコンプリメントもそのくらいの大きな力をもっているのだということがいえますね。これは、もっともっと使っていかないともったいない!
コンプリメントの効果をもっと高めるには?
脳科学的にも効果があるとわかったコンプリメントですが、効果をあげるにはやはり、上手なコンプリメントをすることが大切だと考えます。
上手なコンプリメントとは、相手の心に響くものであることです。
そのためには、
・眼の前の人をよく観察する
・自分が感じていることにもしっかり目を向ける
・どのタイミングでどういう言葉でもって伝えると相手を最高に光らせることができるのかを考える
というプロセスが必要です。
上手なコンプリメントをするプロセスを実現していくには、以前 、普段の人間関係にも使える!コンプリメント(ほめる・ねぎらう)の効果を最大にするためにできることとは? において紹介した、映画監督の山田洋次さんの姿勢、
・相手のどこがすばらしいのか
・相手のどこに自分の心が動かされたのか
・どのように自分が関われば、さらにすばらしさを引き出すことができるのか
を参考にするとよいと思います。
まとめ
いかがでしたか?
今回はコンプリメントについて、「ギャンブルで大当たりしたときと同じ脳の部分が活動している」「コンプリメントで得た快感は強烈な長期記憶として残る」ということで、脳科学的にも効果があると言われていることを書きました。
また、効果を上げるための上手なコンプリメントを行うプロセスについてもおさらいをしました。
今回の学びを通じて、今まで以上にコンプリメントを大切に、かつ、積極的に使っていこうという気持ちになりました。
また、ひとりでも多くの人が、「コンプリメント」や「褒める」ということを普段の生活の中において、身近な人や自分自身に対しても実践していくことで、元気な世の中になっていくといいなぁと思いました。
参考文献
この本には、悩むほどでもないことを必要以上に気にせず、悩まずにいられるようになるための、脳の力を活かした31のトレーニングが載っています。
脳の働きをまじえながら解説してくれているので、トレーニング方法に説得力があります。科学的に根拠があるストレス解消法を身につけたい方にもオススメです。
ビジネス心理コンサルティング株式会社の代表取締役をされている林恭弘先生の本。山田洋次監督の褒める姿勢のセピソードはこちらに載ってあります。
また、この本には、人間関係で疲れてしまいがちな人に向けて、疲れるメカニズムと苦手な人間関係から解放され、ラクになる考え方や接し方のコツが紹介されています。
心理学にあまり馴染みがない人にもわかりやすいように、専門用語は少なめに、事例は多めに書かれているという点でもオススメの一冊です。
解決のための面接技法[第4版]―ソリューション・フォーカストアプローチの手引き
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最新の第4版は事例が増えて、とても濃い内容になっています。本はかなりデカイです。もはやこれは図鑑です。本を持ち歩く人はオススメしません。本を持ち歩くことが多い人は、単行本サイズの第3版がオススメです。
ちなみに、僕は、第4版を持っています。本気なので(笑)。