理由の丁寧な聞き方をソリューションフォーカストアプローチから学ぶ
こんにちは。どいつよしです。
この度の豪雨災害の被害に遭われた皆様に
心よりお見舞い申し上げます。
理由の丁寧な聞き方を学ぶきっかけ
先日、知人の相談にのっていた時の話です。
僕は、知人の相談にのる時もソリューションフォーカストアプローチ(SFA)の質問を使います。その日も、スケーリング・クエスチョンを使って、知人の現状把握と、辛い現状でもできていることを見つけ出そうとしました。
僕「全くできてないのを1として、ほぼできているのを10とした場合に、いまどのくらいかな?」
知人「1やね。」
僕「0じゃなくて、1はあるってことやね。1はあるって答えた理由は何?」
知人「・・・ないね。」
まさかの「ない」という回答に、とても困ってしまいました。おそらく、SFAを学んで実践していると、こういう事態に出くわすことは、今後もありそうです。
SFAのスペシャリストに聞いてみました!
なので、SFAを教わっている猪野先生に、「ない」と言われた時の対処法を尋ねてみました。
ひとつのやり方として教えていただいたのは、「ない」と言われることを回避するため、
理由を尋ねる時の言い回しを変える
というもの。
「なぜですか?」や「理由は何ですか?」という問いかけは、問いかけられる側にとっては、とてもキツイ言い回し、答えにくくなる言い回しなのだそうです。
「なんでやねん!」って詰め寄られている感じもしますね。
理由の丁寧な聞き方の言い回しとは?
猪野先生が使っているのは、
「それはどういったことで?」や「どういうことがあって?」
という問いかけ。
こちらの方が、まだ答えが出てきやすくなるのだそうです。
たしかに、自分がその問いかけをされたとイメージした時に、詰め寄られているような感じがせず、素直に思っていることを話すことができやすいと思いました。
日常生活においても使えそう!
ソリューションフォーカストアプローチのみならず、日常のいろんな場面で理由を聞くことってありますよね。
特に仕事においては、「なんで?」を聞くことが大事になってくることも多いですよね。
実は、僕は「なんで?」と理由を尋ねるのが苦手で、以前勤めていた会社の上司によく注意されていました。相手に詰め寄る感じがして嫌だったんですよね。
でも、今回教えていただいた、「それはどういったことで?」や「どういうことがあって?」という問いかけは、僕も嫌な感じを抱くことなく使えそうです。
最後に
いかがでしたか?
今日は、SFA的な理由の丁寧な聞き方について、シェアしました。
「それはどういったことで?」や「どういうことがあって?」という問いかけは、相手にかけるストレスを減らすだけでなく、問いかけをする側のストレスも減らす効果があるのではないかと思います。
さぁ、これからガンガン実践していこうと思います!
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