ココロの皮むき

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ソリューション・フォーカスト・アプローチのスケーリング・クエスチョンの効果的な使い方

こんにちは、どいつよしです。
 
先日、新シニア産業カウンセラー養成講座のソリューション・フォーカスト・アプローチ(SFA)を受講してきました。
 
昨年から連続講座でSFAを学んできていたということもあり、これまでの学びの復讐と、一段階レベルアップする為の新たな気付きを得られた、良い時間となりました。
 
今日は、その中でも、スケーリング・クエスチョンの効果的な使い方を教わったので、書き残しておこうと思います。
 

スケーリング・クエスチョンとは?

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まず、スケーリング・クエスチョンについてのおさらいです。
 
スケーリング・クエスチョンは、1から10のスケールでクライエントに評価をしてもらう質問です。主に以下の2通りの使い方があります。
 
・クライエントのおかれた現状を具体化する手がかりが欲しい時。
・問題の改善、あるいは、解決について具体的な行動を取る手がかりが欲しい時。
 
今回の講座では、2番目の「問題の改善、あるいは、解決について具体的な行動を取る手がかりが欲しい時。」において、スケーリング・クエスチョンを使う際のワンポイントアドバイスをいただきました。
 

タイミングが重要

スケーリング・クエスチョンを使うタイミング次第で、問題の改善、あるいは、解決についてのクライエントの評価が高まるとのこと。
 
そのタイミングとは、、、
 
問題解決に向けての明るい話題や、リソース(資源)が出てきた時。
 
この時にクライエントが答える評価は点数が高く、具体的に行動に移せるようなアイデアも出やすいのだそうです。
 
また、ノートなどを使って、グラフを書き、スケールを目に見えるようにすることも効果が上がるそうです。
 

タイミングを誤った過去の話

以前、友人の相談を受けた時に、問題の改善、あるいは、解決について評価してもらったら、「0」という回答が返ってきてしまったことがあったのですが、
 
問題解決に向けての明るい話題や、リソースが出てきていない状態だったということを思い出し、「そりゃ、高い点数をつけろというのは無理があるよね」と友人の評価に納得しました。
 
講座内でのロールプレイにて、習いたてホヤホヤのやり方でスケーリングクエスチョンを使ってみましたが、先生の仰る通り、高い評価が返ってきて驚きました。
 
クライエント役の方に聞いてみたところ、「できそうな気がしていたので、抵抗なく高い点数がつけれた」と言っていました。
 

最後に

いかがでしたか?
 
とても便利なスケーリングクエスチョンですが、使い方に気をつけることで、クライエントのやる気を強く引き出す効果があるということですね。
 
日常のちょっとした悩み相談にも使うことができそうです。
 
それでは、今日はこの辺で。
 

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