なぜ月見バーガーは目玉バーガーではないのかマクドナルドに問い合わせてみた話
こんにちは。どいつよしです。
前回の記事で、
について、つれづれなるままに書き綴ったわけですが、その後、もうひとつ疑問に思うことが浮かんできました。
それは、
なんで、月見バーガーは目玉バーガーではないの?
ということ。
ハンバーガーにチーズが組み込まれているのがチーズバーガー。
ハンバーガーにベーコンとレタスが組み込まれているのがベーコンレタスバーガー。
というように、基本的には組み込まれている具材の名前はそのまま利用されているのに、月見バーガーはそうじゃない。
目玉焼きでもなければ、エッグでもなく、
月見。
Why Japanese people!?
う〜む、気になります。
そこで、
月見バーガーといえば、やはり2019年12月期全店売上高が過去最高になる見込みの、サラ・カサノバ社長率いるマクドナルドでしょう。
ということで、メールで問い合わせてみました!
その結果がこちら↓
このたびは、弊社商品に関しますお問合せをいただきまして、誠にありがとうございます。ご質問いただきました「月見バーガー」は、秋を感じられる期間限定商品として、ぷるぷるたまごを月に見立てていることから、このような名称となっております。ご参考になりましたら幸いでございます。このたび、お問合せをいただきましたことに感謝申し上げますとともに、今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。日本マクドナルドお客様サービス室
どうでもよさそうな疑問に真摯にお答えいただいて、さすがファストフード界の盟主。
そして、月見バーガーに組み込まれているのは目玉焼きではなく、ぷるぷるたまごだったのですね。
そのぷるぷるたまごがお月様と雲に見立てられているということですね。
ということで、
月見バーガーは、ぷるぷるたまごを月に見立てた、期間限定商品ということでした。
前回書いた内容と合わせると、月見か目玉かの区別については、
何かの基準があって区別されるというものではなく、メニューを考案した時点で何に見立てるかや、いつ食べてもらいたいかによって違ってくる
ということのようですね。
最後に、月見うどん、月見バーガー、月見団子でそれぞれの違いをまとめてみました。
月見うどん
うどん鉢の中でお月見が楽しめる一品。人それぞれの想像力によって味わいが変化する。一年中食べられる。
月見バーガー
お月見の季節に食べるハンバーガー。頑張れば包み紙の中でお月見も楽しめる。本物の月を見ながら食べると味わいが倍増。
月見団子
お月見の季節に食べるお団子。本物の月を見ながら食べると味わいが倍増。
ということになりますでしょうか。
前回から今回にかけて、月見うどんと目玉焼き、それと月見バーガーの名前の由来について調べてきました。
当初、僕は、月見と目玉の区別には、白身や黄身の硬さによって呼び方が変わるというような、基準があるのではないかという仮説を立てていました。
しかし、結果的には基準というものは見当たらず、卵を何に見立てるかというところで呼び方が決まっているということがわかりました。
そして、基準があることで、見立てる自由が失われる危険性があるということにも気が付きました。
はっきりとした基準がなかったからこそ、月見うどん、目玉焼き、月見バーガーというメニューが誕生したと言えますね。
基準はあると便利ですが、時と場合によっては、自由な見立てを含む斬新なアイディアを発想する妨げになるということですね。