ココロの皮むき

産業カウンセラーとキャリアコンサルタントの資格を取得してから心理学にどっぷりハマっている日々の忘備録。アドラーとかSFAとか受講したセミナーのこととか読んだ本のから得た気付きとか。とにかく心理学に繋がることなんでも忘れないように書いてます。

「傾聴の基本」繰返しと要約の秘訣をソリューションフォーカストアプローチセミナーで学んできた【1回目/全9回】

4月からソリューションフォーカストアプローチ(SFA)のセミナーへ月イチで通うことにしました!

講師は四国SFA高知の猪野久子先生。

桜満開の高知城の下を通って会場へ。

 

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思っていたよりもたくさん人が受講していて、会場は熱気でムンムン!猪野先生によると、産業カウンセラー協会主催で先生が登壇されたSFA講座が好評だったようで、産業カウンセラーの人からの申込みが多かったとのこと。もちろん、僕もその一人(笑)。先生のユーモアを交えた穏やかな語り口で、講座は終始和やかな雰囲気に包まれていました。

では、今回学んだことを忘れないうちに記録していきます!

 

✿ソリューションフォーカストアプローチ(SFA)とは?

SFAはブリーフ・セラピー(短期療法)のひとつ。ブリーフ・セラピーとは、短期の治療を目指しているのではなく、効率のよい治療を目指した結果、短期に解決することが多かったということからつけられた名称です。 

創始者

・スティーブ・ディ・シェイザー

・インスー・キム・バーグ

のお二人。

多数の面接ビデオを分析して、解決に有効であった介入要素を帰納的に抽出し誕生したそうです。

 

SFAの良いところ

①疲れない。笑顔でクライエントと別れる。

②面接の回数が平均2.9回と短期。

③習得したスキルや質問を使えばできる。

☆この「習得したスキルや質問を使えばできる」という部分が魅力的で、カウンセリングとまでいかない、普段の仕事の中でちょっとした相談ごとに使えるなと感じました。リピーターの方で実際にそのような使い方をしている方もいらっしゃいました。

 

SFAにおけるカウンセラーの姿勢は?

カウンセラーは「知らない姿勢」でクライアントの話を聴く。そのためには自分の価値観を一旦脇に置くことが必要。

また、解決の方法を知っているのはクライアント自身であり、「クライアントは自分の生活の専門家である」ということを意識する。そのためにはクライエントの価値観を一旦受け止めることが必要。

そして、クライエントの話を聴きながらクリアに映像をうかべることができるなら「話を聴けていること」になり、映像をうかべることができないなら「話を聴けていない」状態であり、そのまま続けずにクライエントに訊くことが大事。 

☆「知らない姿勢」というのはフォーカシングやゲシュタルト療法のカウンセラーの姿勢と共通していると思いました。

 

SFAの特徴 

問題解決ではなく、解決構築に焦点をあてる!

原因を探ることに時間を費やすのではなく、解決した時について語っていただくことに時間を費やす。クライエントの健康な部分を増幅していく。

問題解決:問題を解決しようとするもの。

解決構築:問題をどうこうするのではなく解決した状態をつくっていくもの。

☆ここがSFAの特徴です。常に解決構築を意識しながら話を聴いていくことが、短期に解決することへとつながっていくわけですね。

 

SFAの聴き方①繰返し

目的:クライエントにわかってもらえたと思ってもらうことで関係をつくること

内容:クライエントが話した内容を繰返す。繰返す部分は、クライエントの言葉の最後の部分。

または、クライエントの話の中で感情が込められているフレーズ(キーワード)。

 

スムーズに繰返すコツ:繰り返しは独り言を言うようにするといい。

 

繰返しで気をつけること:感情を表す言葉に応答するロジャーズとは違う。事柄からクライエントの感情をカウンセラーが明確化することもあまりしない。

☆この「感情を表す言葉に応答しない」というのが、ロールプレイで一番ぎこちなさを感じました。でも、慣れてくるとこっちのほうが自然になるかも。

 

SFAの聴き方②要約

目的:クライエントにわかってもらえたと思ってもらうことで関係をつくること、話が途中で迷子にならないように確認する役割もある。

内容:クライエントが話した内容を、クライエントが大事にしていることやキーワード(感情が込められているフレーズ)を中心にまとめる。

産業カウンセラーの要約とほとんど同じだけど「クライエントが大事にしていること」とキーワード(感情が込められているフレーズ)を使うと決めておけば、たしかに要約を組み立てやすいなと思いました。

要約のタイミング:ダラダラと話が続いていきそうなら、一旦ストップをかけて要約をいれてもよい。キーワード(感情を込めて言った言葉)を使う。

もし、間違っていてもクライエントが修正してくれるので心配することはない。

☆要約はクライエントの言っていることと、カウンセラーが理解したことの確認の意味もあるので、要約をうまくできなくてクライエントが「違います」と言っても構わない。クイズではないということですよね。

 

SFAの聴き方③沈黙への対応

沈黙で困ったら、相手が最後に言った言葉を繰り返す。ただし、沈黙の意味をきちんと認識していくことは必要。

☆これは今までやったことが無かったので、チャンスがあればぜひトライしてみようと思います。

 

✿第一回目を終えた感想。

SFA産業カウンセラー養成講座で学んだロジャーズと似たところと違うところがあり、ロールプレイでは違うところについてぎこちなさを強く感じました。

今回の講座で猪野先生は「いつも使ってない左手を使うイメージで望んでください」とおっしゃっておられました。普段の会話や、産業カウンセラーで学び染み付いているロジャーズの技法が右手なら、SFAの技法は左手。先生もロジャーズからSFAに来た時は、左手を使うぎこちなさを感じたとのことでした。

先生もはじめは僕と同じだったんだと思えると、トライする気持ちが高まります。これからロールプレイでは慣れてない左手を使うわけなので、失敗することを気にしないでやっていこうと思います。

まだ始まったばかりで技法も繰返しと要約しか習っていませんが、SFAのカウンセラーの聴く姿勢や技法は、僕に合っていると感じています。

 

来月はクライエントが元気になる、自己評価を高める言葉を伝えるコンプリメントを学ぶ予定です。それに向けて出された宿題が「自分をコンプリメントする言葉を100個書き出してくる」というもの。

相手の良さを知るには、まず自分の良さを知っておかないといけないということですね。来月も楽しみです。

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