ココロの皮むき

産業カウンセラーとキャリアコンサルタントの資格を取得してから心理学にどっぷりハマっている日々の忘備録。アドラーとかSFAとか受講したセミナーのこととか読んだ本のから得た気付きとか。とにかく心理学に繋がることなんでも忘れないように書いてます。

「奇跡を起こす!?」 ミラクルクエスチョンをソリューションフォーカストアプローチセミナーで学んできた

この度の台風及び豪雨災害により
被害に遭われた方々に心から
お見舞い申し上げます。
 
いよいよ梅雨も終盤を迎えてきた7月。
 
ソリューションフォーカストアプローチ
SFA)セミナーの4回目。
 
少しずつSFAの解決構築の
テクニックの理解も進んできました。
 
この日は、
SFAで使われる効果的な質問のうち、
「対処法の質問(コーピング・クエスチョン)」
「スケーリング・クエスチョン」
「ミラクルクエスチョン」を学びました。
 
前回まで、
対処法の質問(コーピング・クエスチョン)、

スケーリング・クエスチョンについて、
振り返りました。

今回は、
奇跡が起きたと仮定して解決像を描いてもらう、

ミラクルクエスチョンとは?

SFAでは相談の初めの方に、
クライエントが相談を通じて
どういう姿になりたいのかの
ゴールを設定します。
 
以前は「ゴール作りの質問」を学びました。 

ゴール作りの質問では、
クライエントがなりたい姿を
答えさせることはできますが、
 
もっと具体的なイメージをともなった
ゴールを設定するには
今回学んだミラクルクエスチョンが
役に立ちます。
 
まず、ゴール作りの質問で
クライエントが面接を通じて
どうなりないのかを訊き、
 
それからクライエントが望む未来を
ありありとイメージさせていく
という流れで使います。
 
そのイメージは
ゴール作りの基礎となるものでもあります。

ミラクルクエスチョンまでの流れ

導入→問題を聴く→例外探しの質問、スケーリングの質問→

→ミラクルクエスチョン

ミラクルクエスチョンへ向けての儀式

クライエントが、
奇跡が起きた時の事を
ありありとイメージできるには、
 
ミラクルクエスチョンを投げかけるまでに、
クライエントがイメージを創りやすい状態に
しておくことが必要になります。
 
その下準備として、
クライエントの日常をイメージして
もらうようにする儀式を行います。

以下のような流れなのですが、
文節を区切り、クライエントが
「はい。」と相づちを打てるような
余裕のある話し方が良いようです。
 
Co「今から変わった質問を
  させていただきますが
  よろしいでしょうか?」
(ミラクルクエスチョンへの導入)
Cl「はい。」
Co「この相談が終わったら家に帰りますね。」
Cl「はい。」
Co「そして、夕食を食べられますね。」
Cl「はい。」
Co「そして、お風呂にはいりますね」
Cl「はい。」
Co「そしたら、
  しばらくしたらお休みになられますね」
Cl「はい。」
Co
「今晩あなたが眠り
、家中が寝静まっている間に
奇跡が起こるとします。
 
それは、
あなたが思っていらっしゃる
すべてのことが解決するという
奇跡です。
 
でも、
あなたは眠っていたので
奇跡が起こったことを知りません。
 
明日の朝、
目が覚めた時にどんな違いから、
奇跡が起こって問題が解決したのだと
分かるでしょうか。
 
どこかが違うな、
と感じるのはどんなところからでしょうか?」

質問に対する回答の聴き方

ミラクルクエスチョンで引き出した
クライエントの理想のイメージを、
より明確で具体的なものにし、
それへ向けての一歩が
踏み出せるようにしたいところ。
 
まずはクライエントの
ミラクルアンサーを聴いていきます。
 
ここで大事なのは、
時系列で奇跡が起きた状況を整理する事。
 
初めからクライエントが
時系列で話してくれる場合は良いですが、
クライエントの話が
時系列になっていない場合は、
要約を使って時系列にして応答します。
 
そうすることで、
クライエントも奇跡が起きた状況の
イメージを明確にしやすくなります。
 
そして、
例外探しの質問や、
5w1h(いつ、どこで、誰が、
何を、どのように)の質問を
くり返しながらイメージをさらに
具体的にするように聴いていきます。
 
(例外探しの質問例)
「それ(ミラクルアンサー)に
1番近いと思われる日はありませんでしたか?」

(5w1hを基にした質問例)
「その時のあなたはどんな表情を
していると思いますか?」

「あなたに対する周りの反応は
どうなっていると思いますか?」
 
上のような質問を繰り返していくことで、
現実に起きそうなくらい明確なイメージを
クライエントが描けるようにしていきます。
 

シンプルミラクルクエスチョンという選択肢も

ミラクルクエスチョンの儀式を行わず、
話の流れの中で聴いていく
ミラクルクエスチョンです。
 
一旦話を止める必要がないので、
お手軽感があります。
 
例)
「全ての問題が解決したとしたら、
あなたはどんな状況になっていますか?」

「本当はどうなればいいと思いますか?」
 
「もし、○○があったらどうなりますか?」

など。
 
ミラクルアンサーに対する聴き方は、
ミラクルクエスチョンと同じです。
 
時系列で整理して、
明確にイメージを描けるように
例外探しの質問や、5w1hの質問を
繰り返していきます。
 
個人的には一番上の質問を
よく使いそうな気がします。
 
ちなみに、
一番上の質問はマツダミヒロさん主宰の
【魔法の質問】における未来質問に似ています。
 
未来質問は、こんな感じで問いかけをします。
 
「これからあなたの人生が
全て思い通りに進んだとします。
望みごとや夢も全部叶っていくとします。
そうなった時、10年後のあなたは
どうなっていると思いますか?」
 
未来質問では5年後、10年後というスパンで
問いかけを行うことが多いのですが、
ここを「明日の朝どうなっていると思いますか?」
という問いかけにしたりすると、
SFAでも使えそうです。
 
魔法の質問についてはこちら

shitsumon.jp

 

最後に

いかがでしたか?
今回はミラクルクエスチョンについて
振り返りを行いました。
 
イメージの中だけでも
奇跡を起こしてみると、
とてもワクワクします。
 
そして、イメージが明確に
具体的に描ければ描けるほど
現実になりそうな気になります。
 
人間の脳みそは
現実と非現実の区別が
つかないそうです。
 
ありえない非現実のことでも、
脳みそはOKを出します。
 
そして、
それが現実になるように働き始めます。
 
ミラクルクエスチョンで、
解決した時の自分の姿を
ありありとイメージさせるだけでも、
クライエントの脳みそに刺激を与え、
解決へ気持ちを向かわせる
きっかけになるのではないかと思います。

合わせてどうぞ〜