「絶体絶命のピンチを救う」 対処法の質問をソリューションフォーカストアプローチセミナーで学んできた
この度の台風及び豪雨災害により被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。
いよいよ梅雨も終盤を迎えてきた7月。
少しずつSFAの解決構築のテクニックの理解も進んできました。
それではまずは、「絶体絶命のピンチを救う」対処法の質問(コーピング・クエスチョン)について、振り返っていきたいと思います。
対処法の質問(コーピング・クエスチョン)とは?
僕自身も経験がありますが、抱えている問題が大きすぎたり、置かれている状況が非常に深刻で、理性を守ることだけでなんとか精一杯な時ってありますよね。そして、とてもポジティブな話などできないという状況に陥ってしまいます。
こういう時には、今まで学んできた例外探しの質問をしたり、セルフコンプリメントを引き出すための質問をしたとしても、クライエントからそれに対する答えが出てこないこともあります。
そんな、非常事態や危機的状況にあるクライエントの緊張を解いて、話ができる状態にすることを目指すために使うのが、「対処法の質問(コーピング・クエスチョン)」です。
対処法の質問を使うまでの流れ
①導入→問題を聴く→例外探しの質問→例外が出ない→対処法の質問②導入→問題を聴く→コンプリメントが言えない〈くらい大変な状況〉→対処法の質問(テキストより引用)
対処法の質問を使うコツ
クライエントがすでに行っている問題への対処法を質問することです。問題への対処法は、どんな些細なことでも構わないとのこと。
一般的なやり方としては、クライエントから大変な状況である、ということを話して頂いた後、
「そんな大変な状況の中で、どのように今までやってこられたのですか?」
という問いを投げかけます。
この問いかけに対するクライエントの答えが、セルフコンプリメントに繋がることもあります。
この問いかけに対するクライエントの答えが、セルフコンプリメントに繋がることもあります。
そうでなくても、引き続いて、例外探しの質問をして、できていることに焦点をあてるようにしたり、コンプリメントをしてクライエントとの信頼関係を強化することもできるとのことです。
最後に
いかがでしたか?
今回は「絶体絶命のピンチを救う」対処法の質問について振返りました。
対処法の質問を行うことで、問題とクライエントの間に距離を開けることができます。距離を開けることができれば、問題を客観的に見ることができるようになります。
客観的に見ることができれば、例外探しの質問から例外を挙げることができるようになってきます。
産業カウンセラー養成講座では、「よくそんな大変な状況の中で頑張ってこられましたね」と、ねぎらいの言葉がけを学びましたが、クライエントの調子によっては響かないこともあります。
問いかけにすることにより、クライエントに話してもらいやすくなるのではないかと思いました。
頻度的には少ないということでしたが、必要があれば使えるようにしておきたいと思います。