ココロの皮むき

産業カウンセラーが学んできたことを書くブログ

【目の病気】働きすぎやストレスが原因で発症する中心性漿液性脈絡網膜症を経験!

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こんにちは どいつよしです。

働き盛りの30代に発症しやすいと言われる目の病気を知っていますか?

自覚症状が現れにくく、知らないうちに発症して、知らないうちに治っていることもある病気なのですが、繰り返し発病することで、視野が歪んで見えるようになったりしてしまうこともあります。

僕も再発を繰り返して、この病気とお付き合いをしています。直接命に係わる病気ではありませんが、体からのSOSのひとつとして知っておいて損はないと思いますのでシェアしますね。(2018年10月8日追記)

5年前のある日...

はじめてその病気に出会ったのは、かれこれ5年前になりますでしょうか。その頃の僕は仕事と音楽の両立で毎日3、4時間睡眠で活動していました。
 
そんなある日のこと、右目に違和感を覚えます。常に右目の視覚に影のようなものが映り込み、光の具合によっては逆に眩しすぎて何も見えなくなるような状態に。

イメージとしてはこんな感じ。

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すぐに眼科へ駆け込むと、中心性漿液性脈絡網膜症〈ちゅうしんせいしょうえきせいみゃくらくもうまくしょう〉という診断が下りました。
 

中心性漿液性脈絡網膜症とは?

網膜で視力に関与している眼底のほぼ中央にあたる黄斑の部分で水ぶくれができて、そこの部分で網膜剥離が起きることによる病気とのこと。
 
過労や睡眠不足のとき、ストレスが溜まったときに発病しやすいという傾向があり、働き盛りの男性が、仕事などで無理が重なったときに起こりやすい病気らしいです。

※ちなみに、この病気についてはこちらのサイトが詳しいです。

中心性漿液性脈絡網膜症 by 株式会社三和化学研究所「目と健康シリーズ」 

休息を取ることが一番の薬

そして、この病気の厄介なところは、目薬でよくなるというものではなく、レーザー手術をして水を抜くか、自然消滅を待つしか方法が無いということ。

自然消滅を促すためにカルナクリンという血液の流れをよくし、循環障害を改善させる効果のあるお薬を処方されることはあります。

鍼灸で治癒したという報告(by 誠花堂 八千代鍼灸院)もあるようですが、当時の僕にはその選択肢はありませんでした。
 
僕はどうしても手術する恐怖を拭い去ることができなかったので、しばらくの間、活動する時間を縮小し睡眠時間を多めにとることにしました。もちろん、アルコールは症状を悪化させてしまうので、禁止です。

しばらくして水ぶくれは自然消滅し、日常生活にも支障をきたすことはなくなりました。ただ、1度剥離した網膜がピッタリ元通りになることはなく、今も若干歪んで見えます。

(2018年10月8日追記)2018年4月に左目に発症し、ひと月後の5月に右目が再発しました。医者からはカルナクリンを処方されました。水が溜まっている部分が目の中心に近いので手術が難しいということで、カルナクリンを飲みながら様子をみています。治りかけては悪化を2度繰り返し、この病気の厄介なところを痛感しているところです。

病気から学んだこと

頑張り過ぎると、からだのどこかに何らかの形で症状が出てくるということ。それだけカラダがストレスを感じているということだと思います。好きなことであっても自分のカラダに鞭打ってやっていることには変わりないですからね。
 
それでも、まさか目の中に水が溜まることになるとは、本当に想定外のことでした。
 
あの頃は、ただただ仕事と音楽を両立させることに必死でしたが、結果的に右目が半永久的に見辛くなるという代償を得ることになりました。
 
適度な休息とじゅうぶんな睡眠の必要性を改めて感じました。
 
さすがに左目も同じ症状になるのは辛いので、今は適度な休息と睡眠時間の確保には気を遣っています。
 
(2018年10月8日追記)2018年4月に左目も発症しました。5月に右目が再発しました。なかなか厄介な病気です。

最後に

カラダが資本だということを再認識したところで、僕は右目で済みましたが、世の中には頑張り過ぎた結果大病を患い、命を落とす人もたくさんいるということも再確認できました。
 
星野源さんのように、2度のくも膜下出血に見舞われても立ち直り、大ブレイクした稀な例もありますが、ほんとに稀だと思います。
 
どんなに頑張っても、一旦カラダを壊してしまうとそれまでの頑張りが報われなくなる可能性が高いです。それと同時に、カラダを壊したことによって目標を失いココロにも不調をきたしてしまう危険性もあります。
 
さらに、僕のように後遺症が残ると、健康だった時に比べて、間違いなくパフォーマンスに影響を及ぼします。
 
 
なので、繰り返しになりますが、仕事を頑張るぶん、休息もしっかり取る。それを習慣づけることが本当に大事です。そして、それがプロフェッショナルとして仕事をしていく責任でもあるのではないかと思います。
 
自戒の念を込めてこの言葉で〆させていただきます。

追記:星野源さんの闘病生活が記されたエッセイがあります!

昨年から大ブレイク中の星野源さん。その、星野源さんが多忙な中で発病したくも膜下出血との壮絶な闘病生活が生々しく、しかし、星野さんらしいユーモアも交えながら記されています。

最新刊も好評のようですが、ぜひ、こちらも手にとって読んでみてほしいです。僕は、辛い闘病生活の中でなんとか生きる希望を見出そうとする源さんの姿に元気をもらいました!
 
特に、痛み止めの座薬を美人の看護師さんに挿肛してもらうところのエピソードは爆笑必至です!