「絶体絶命のピンチを救う」 対処法の質問をソリューションフォーカストアプローチセミナーで学んできた
対処法の質問(コーピング・クエスチョン)とは?
僕自身も経験がありますが、抱えている問題が大きすぎたり、置かれている状況が非常に深刻で、理性を守ることだけでなんとか精一杯な時ってありますよね。そして、とてもポジティブな話などできないという状況に陥ってしまいます。
こういう時には、今まで学んできた例外探しの質問をしたり、セルフコンプリメントを引き出すための質問をしたとしても、クライエントからそれに対する答えが出てこないこともあります。
そんな、非常事態や危機的状況にあるクライエントの緊張を解いて、話ができる状態にすることを目指すために使うのが、「対処法の質問(コーピング・クエスチョン)」です。
対処法の質問を使うまでの流れ
①導入→問題を聴く→例外探しの質問→例外が出ない→対処法の質問②導入→問題を聴く→コンプリメントが言えない〈くらい大変な状況〉→対処法の質問(テキストより引用)
対処法の質問を使うコツ
クライエントがすでに行っている問題への対処法を質問することです。問題への対処法は、どんな些細なことでも構わないとのこと。
一般的なやり方としては、クライエントから大変な状況である、ということを話して頂いた後、
この問いかけに対するクライエントの答えが、セルフコンプリメントに繋がることもあります。
最後に
いかがでしたか?
今回は「絶体絶命のピンチを救う」対処法の質問について振返りました。
対処法の質問を行うことで、問題とクライエントの間に距離を開けることができます。距離を開けることができれば、問題を客観的に見ることができるようになります。
客観的に見ることができれば、例外探しの質問から例外を挙げることができるようになってきます。
産業カウンセラー養成講座では、「よくそんな大変な状況の中で頑張ってこられましたね」と、ねぎらいの言葉がけを学びましたが、クライエントの調子によっては響かないこともあります。
問いかけにすることにより、クライエントに話してもらいやすくなるのではないかと思いました。
頻度的には少ないということでしたが、必要があれば使えるようにしておきたいと思います。
こちらもあわせてどうぞ〜
「他者の視点で問題を見る」関係性の質問をソリューションフォーカストアプローチセミナーで学んできた
関係性の質問とは?
相談に来られるクライエントは自身の抱えている問題に注目するあまり、それに囚われてしまっています。ですので、目の前に現れる事柄すべてが自分にとって都合悪く受け取ってしまったり、四六時中その問題が起きているかのように感じてしまいがちになります。
「関係性の質問」は、クライエントが関係している周りの人の目を借りて、客観的に問題を見れるようにするために使います。また、周りに支えてくれている人がいるということに気づく事でクライエントが持っている外的資源を認識することができたり、
自分の価値観が周囲に理解されたりほめられたりする場面を話すことで、人間としての尊厳が育つことや、他人の価値観を通して問題を見ることで問題を解決する糸口が見つかったりすること、などが期待できます。
質問する時の流れ
まず、クライエントの話を聴きながら、何度か出てくる人物を、重要な他者としてピックアップします。クライエントが問題やどう変わりたいかについて説明する時には、必ず重要な他者が話に出てくることが多いからです。
重要な他者がわからない時は、「あなたをよく知っている人は誰ですか」と尋ねたり、身近な何かに置き換えて「家のテレビが話せたとして、あなたの問題が解決したら、あなたはどうなっていると言うでしょうか」などと質問します。
そして、質問の中に重要な他者を織り込んで投げかけます。例えば、クライエントにとって重要な他者として「会社の上司」が出てきているのならば、「上司の方が今のあなたの状況を見た時にあなたにどう言葉をかけられるでしょうか?」というように質問します。
いろいろな目的のために使える
関係性の質問はいろいろな目的の為に使うことができます。講座で教えて頂いたのは以下の通りですが、その他にもいろんな場面で使うことができそうです。
クライエントが混乱していて自信がない場合
クライエントと距離を置けるような質問、他の人がどう考えるのかを問います。
「もし恩師の先生がここにいて、私が先生に『○○さんの問題が解決した時、○○さんの何が違っているでしょうか』と尋ねたら、先生は何とおっしゃるでしょうか。」
というような感じです。
こういう質問については答えやすいとのことです。
クライエントとの協働関係を強める為
非常にデリケートな問題がテーマの場合、クライエントとの信頼関係を損なわずにその問題を取り上げることができることを目的として問いを考えます。
例えば、虐待の疑いがあるということで子ども達が児童相談所に保護されてしまった母親からの相談を受けたとした場合には、
「子ども達を手元に戻すために裁判所があなたに期待していることは何でしょうか」「息子さんたちは、この状況で何が起こって欲しいということでしょうか」
というような感じです。
クライエントの長所を引き出し、カウンセラー双方の共通の認識のものとする為
すでに成功していることがあり、他人もそう思っていると理解でき、カウンセラーもそう確信してることが本人にもわかることを目的をして問いを考えます。
例えば、職場における悩みがテーマであった場合は、
「上司の人は、どんな時にあなたが職場にいて嬉しいと言うでしょうかね?」
というような感じです。
クライエントが置かれている状況を早期に把握するため
面接に来たクライエントが置かれている状況や、支援者や理解者の有無などを面接の早い段階で把握するために、問を考えます。
「あなたがここに来なければならないとお母さんが考えるようになったきっかけは?」
「(上司と2人で)うまく仕事を分担できている時は、上司はあなたがどんなふうだと言うでしょうか?」
というような感じです。
クライエントが考えついた解決を増幅させる為
クライエント1人で解決策に辿り着いたとしても、できるかどうか不安があるのは当然です。そこで、重要な他者を登場させて、より解決へ向かう意欲が増すようになるように問いを考えます。
「そんなあなたに、お父様はなんて話しかけるでしょうか」
「これからあなたがやっていこうとすることについて、お父様とあなたとの間でどんなことが変わってくると思いますか」
というような感じです。
実際に使ってみて
"仕事の悩み"をテーマにしたクライエント役としてのロールプレイの中で、「そのことについて職場の先輩はどのように言われると思いますか?」という質問をされた時に
「意外に自分が考えている問題は自分が思うほど気にするものでもないのかな。」という思いを抱きました。問題を俯瞰して観ることの大切さに気付かされました。
逆にカウンセラー役になった時には、すぐに質問の内容を作る事ができませんでした。慣れないうちは普段からいろいろと質問の文章を考えて使っていく必要があるなと思います。
最後に
いかがでしたか?
今回は「他者の視点で物事を見る」関係性の質問について振り返りました。この質問を使えるようになれば、相談の中でクライエントにとって重要な他者を明らかにし、その人の視点で問題を観てみることで、新しい気付きが生まれ、解決への糸口がみつかることが期待できるということでした。
個人的には、必要な時に質問内容をすぐに考えて出せるように、日常のちょっとした相談事を受けた時に挟んでみたり、自分自身への問いとして使ってみて、慣れていこうと思います。
合わせてどうぞ
「問題の中の小さい光を見つける」例外探しの質問をソリューションフォーカストアプローチセミナーで学んできた
例外探しの質問とは?
2通りの使い方がある
その1:問題の例外を探す質問
クライエントが解決したい問題を話された時に使います。また、面接の冒頭で相談にきた理由を聴いた後に使うこともあります。
できるだけ、クライエントが話された解決したい問題や相談にきた理由に対して、繰り返しか要約を行い、理解の確認をした上で質問します。
クライエントが「ちゃんと話を聴いてもらえている」という安心感をもつことで、質問にも答えやすくなります。
質問の仕方としては、
「(問題)が起きなかった時は?」
「(問題)がちょっとましだった時は?」
という感じですね。
また、質問をする前に、
というクッションフレーズを挟んでから、質問を投げかけると唐突感が無く、理由があって質問されているということでクライエントの協力も得られやすくなるそうです。
その2:ゴールの例外を探す質問
もちろん、クライエントが設定したゴールについては、繰り返しか要約を用いて理解の確認をしておきます。
質問の仕方としては、
「(ゴール)の一部が起こった時はどんな時?」
「(ゴール)にほんの近いなと思える時は?」
こちらも質問をする前に、
「そうなる(ゴールを達成する)ヒントがあると思うのでお伺いするのですが」
というクッションフレーズを挟む方が良いそうです。
例外探しを促進するコツ
- 現在と過去において、問題が起きなかったことや、ちょっとでもましだったこと、少しでもうまくいった、小さい成功体験のみを探します。失敗したことを取り上げないことが大事。
- クライエントが答えを出したら「他には?」を繰返していき、4つ目まで考えていきます。
実際に使ってみての感想
おわりに
合わせてどうぞ!
「なりたい自分をイメージする」ゴール作りの質問をソリューションフォーカストアプローチセミナーで学んできた
ゴール作りの質問とは?
- 大きなゴール:クライエントが相談を通じて”なりたい姿”(漠然としたイメージ)
- 小さいゴール:大きなゴールを実現する為にまず何ができるか現実的に達成できる課題。
良いゴールの条件とは?
良いゴールの条件とは、以下の3つ。
- 達成可能な大きさであること。最初は小さい方が望ましい。
- 具体的に行動できるものであること。
- 肯定的なものであること。
ゴール作りの質問に対してクライエントが答える時、カウンセラーは、【面接が終わった後にクライエントが実際に行動できるものであるかどうか】を注意して耳を傾ける必要があります。
質問するタイミングは?
それに対してクライエントが、「こういう話ができれば」という明確な答えを言わず、面接に来た背景や理由を話される場合ももちろんあります。
使ってみての感想
面接を線路で例えると・・・
最後に
合わせてどうぞ
『逃げ恥』で実証済み!?愛着の専門家もオススメの恋に落ちるハグの効果!
かもしましょう!新婚感!!
出しましょう!親密感!!
©TBS
あれからもう半年以上が経つのですね・・・。
久しぶりにTBSドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』を観て、ガッキーのかわいさの再確認と月日の経つ早さの無情さを感じております。笑
冒頭のセリフは、第五話「ハグの日始めました!」から。
伯母のユリに不倫疑惑をかけられた二人が、新婚の空気を感じてもらうべく、考えだしたのが“ハグの日”を制定することでした。
でも、この“ハグ”って脳科学的に視てもかなり効果があるようなんです!
愛着の専門家もオススメ!
先日、東京福祉大学名誉教授のヘネシー澄子先生の講演を聴く機会がありました。ヘネシー先生は、日本の児童福祉に携わる人達の研修を全国で行っており、今回は養育者と子どもとの愛着を育んでいくことの大切さとその方法について、脳科学の視点も取入れながらお話し下さいました。
いろいろとためになるお話があった中で、僕が一番心に残ったのが「ハグの効能」。愛着を育むために欠かせないことの一つにスキンシップがありますが、その中でも“ハグ”は養育者と子どもの関係だけでなく、大人同士の関係でも大きな効果を発揮するということなのです!
ハグで恋愛ホルモンが分泌される!?
ハグをすると、脳内ホルモンのオキシトシンが分泌されるそうなのですが、このオキシトシンこそが、「恋愛ホルモン」「幸せホルモン」「愛情ホルモン」と呼ばれるものなのです。
そして、ハグを重ねれば重ねるほど、愛が深まるのだそうです。それは、結婚していてもしていなくても同じ。
『逃げ恥』でもハグを重ねるごとにお互いがお互いを“恋人”として意識していったように、付き合い始めの時にこまめにハグをするようにすれば、早い段階で親密度を深めることができるし、倦怠期のカップルや冷めてしまった夫婦関係の打開策としても使えそうですね。
「とりあえずハグしてみよか。」というのは比較的お互いの負担が少なくて良いのではないでしょうか。
ハグ以外でオキシトシンを出せるもの
ちなみに、ハグ以外でオキシトシンを分泌させようとするなら、赤ちゃんを抱っこする、手をつなぐ、性行為、マッサージなどの直接的なスキンシップ。それ意外にも、会話、団らん、井戸端会議、居酒屋など交流でのおしゃべりやペットを撫でることでもオキシトシンが分泌されると言われています。
オキシトシンで愛に溢れた幸せな日常を
いかがでしたか?
オキシトシンが分泌されるような行為を日常に取入れて、繰返し行っていくようにすれば、愛に溢れた幸せな日常を送ることができそうですよね。今、身近に“ハグ”ができる人がいるならば、是非、取入れていってみてください。
とりあえず僕は職場の子ども達とたくさんハグするようにします。笑
「ハグは最も手軽で偉大なスキンシップの手段です!」by 森山みくり
最後にオススメ
『逃げ恥』はU-NEXTで視聴することができます。見逃した人も、もう一度見たい人もこれで安心です。『逃げ恥』をお手本に、素敵なオキシトシンライフをお送りください!
【目の病気】働きすぎやストレスが原因で発症する中心性漿液性脈絡網膜症を経験!
こんにちは どいつよしです。
働き盛りの30代に発症しやすいと言われる目の病気を知っていますか?
自覚症状が現れにくく、知らないうちに発症して、知らないうちに治っていることもある病気なのですが、繰り返し発病することで、視野が歪んで見えるようになったりしてしまうこともあります。
僕も再発を繰り返して、この病気とお付き合いをしています。直接命に係わる病気ではありませんが、体からのSOSのひとつとして知っておいて損はないと思いますのでシェアしますね。(2018年10月8日追記)
5年前のある日...
イメージとしてはこんな感じ。
中心性漿液性脈絡網膜症とは?
※ちなみに、この病気についてはこちらのサイトが詳しいです。
中心性漿液性脈絡網膜症 by 株式会社三和化学研究所「目と健康シリーズ」
休息を取ることが一番の薬
自然消滅を促すためにカルナクリンという血液の流れをよくし、循環障害を改善させる効果のあるお薬を処方されることはあります。
鍼灸で治癒したという報告(by 誠花堂 八千代鍼灸院)もあるようですが、当時の僕にはその選択肢はありませんでした。
しばらくして水ぶくれは自然消滅し、日常生活にも支障をきたすことはなくなりました。ただ、1度剥離した網膜がピッタリ元通りになることはなく、今も若干歪んで見えます。
(2018年10月8日追記)2018年4月に左目に発症し、ひと月後の5月に右目が再発しました。医者からはカルナクリンを処方されました。水が溜まっている部分が目の中心に近いので手術が難しいということで、カルナクリンを飲みながら様子をみています。治りかけては悪化を2度繰り返し、この病気の厄介なところを痛感しているところです。
病気から学んだこと
最後に
追記:星野源さんの闘病生活が記されたエッセイがあります!
最新刊も好評のようですが、ぜひ、こちらも手にとって読んでみてほしいです。僕は、辛い闘病生活の中でなんとか生きる希望を見出そうとする源さんの姿に元気をもらいました!
アドラーの劣等感を童話『ウサギとカメ』で説明すると凄くわかりやすくなった話。
アドラーと『ウサギとカメ』の関係性に気付いたきっかけ
藤代圭一 旬報社 2017-04-26 売り上げランキング : 1243
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自ら考え、行動できる子どもになるための親の関わり方や心の在り方について書かれた良著です。
足がとびっきり速いウサギと、足がとびっきり遅いカメ。そんな一羽と一匹が、やまの頂上をめがけて競争することになりました。足が速いウサギは途中で居眠り。それを横目にカメはゆっくりだけど休まず、着実に進んで、先にゴールしました。
このお話しをふじしーはこう解説しています。
ウサギが見ていたのはカメかもしれません。ウサギにとってのカメは、ライバルとか競争相手に当たります。一方、カメが見ていたのはゴールです。先を行くウサギのことよりも、目的地であるゴールだけを見て、歩みを進めました。(中略)勝負を分けたのは両者の「見ているもの」の違いだったというお話しです。(中略)ウサギとカメの逸話は、競争相手のことばかりを見ることで、もっとも大切な目標やゴールを見失うことがあるという教訓を含んでいました。
とても分かりやすいですよね。
アドラーの劣等感を『ウサギとカメ』で説明すると…
- 理想の自分の姿・・・ゴール
- 今の自分の姿・・・カメもしくはウサギ
- 優越の追求・・・ゴールまでの道のり
- 劣等感・・・ゴールから見て現在の位置を省みた時に感じる感覚
ウサギは「優越コンプレックス」の象徴!?
見かけだけの「自分の優越」を作り出して、自分が相手よりも優れていて、勝っていることを示そうとすること。優越コンプレックスにとらわれた人の行動の特徴は、常に「私はあなたよりも優れている」「私はあなたよりも強い」「私はあなたよりも幸せだ」ということを、言葉や態度で示し続ける。
でした。
♪もしもし かめよ かめさんよせかいのうちで おまえほどあゆみの のろい ものはないどうして そんなに のろいのか ♪
カメは「劣等コンプレックス」の象徴になりかけていた!?
常に相手より自分が劣っていることを理由に、本来の目指すべきゴールに向かって努力しないようにすること。
カメは「不完全である勇気」を持っていた!
お手本はカメ
アドラー心理学において、
理想の自分の姿と比べて、今の自分が劣っていると感じる劣等感を持つことは、理想の自分の姿を追い求めていくにあたって必要なものであります。
我々がお手本にするべくはカメのような生き方です。他者と比べることなく、理想の自分の姿というゴールだけを追い求めて、自分のペースとやり方で、進んでいきたいものですね。
最後に
よかったらこちらもどうぞ
kokoronokawamuki.hatenadiary.jp
今回参考にした本
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向後 千春 小学館 2017-02-01 売り上げランキング : 20990
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過去を振り返ってクヨクヨする自分とサヨナラする1つの方法
こんにちは どいつよしです。
コールセンターで働いていた頃の話
過去の記録を振り返ることが自分を追い詰めることに。。。
当時の僕はこんな感じ、、、
僕を救ったのは同期のひと言
過去はコントロールできるものではない
同じ失敗を繰り返さないために。。。
最後に
日本メンタルヘルス協会衛藤信之先生の本
衛藤先生の本は、講座で語られるエピソードが満載です。先生の実体験をもとにしたエピソードは、僕達一般の人たちにも当てはまる部分もあり、心理学を身近に感じることができます。ぜひ、読んでみてくださいね。
「他人の評価なんて気にしない!」アドラー心理学の第一人者から教わった"自分らしくありたい人が知っておくべき3つの自尊心"
産業カウンセラー四国支部(愛媛県松山市)で開催された、アドラー心理学講座を受講してきました!
✿自尊心とは?
アドラー心理学の3つの自尊心
1.他者との比較によるもの。
例)「わたしはあの人に勝った」
他者よりも自分が劣っていることが明らかになれば、自尊心は下がる。
例)「わたしはあの人に負けた。ダメな人間だ」
2.他者からの評価によるもの。
逆に「たいしたことない」言われれば、自尊心は下がる。
3.「自分らしくある」というもの。(本来の自尊心)
例)「自分はまだまだだ、でもここまではできるようになっている」
✿自分の自尊心を知ろう
望むところは「本来の自尊心」を持つことですが、
「今の自分は果たしてどんな自尊心を持っているのだろうか?」
を知らないと話が進みませんよね。
それを知るために講座では、
「最近あるいは昔のことで自分の自尊心が脅かされたことを思い出して書く」
というワークを行いました。
自尊心が脅かされた出来事について、
- 「どのようなきっかけだったか」
- 「自分の何が脅かされていると思ったか」
- 「そのあと、どのようにして持ち直したか」
という3つの質問に答えていくものです。
質問に答えた結果で、自分の持っている自尊心が3つのうちのどれなのかが把握できます。
答えていく中で、他者の存在や視線、社会の常識など、外からの評価を感じることがあれば、今は「本来の自尊心」を持っていないということになります。
✿本来の自尊心を育てるのは難しい
繰返しになりますが、
「本来の自尊心」は、自分が持っている「自己理想(なりたい姿)」に照らしてみて、自分の活動がそれを追求していっているというかどうかを自分で評価することでできあがるものです。
そして、外からの評価に左右されない自分らしさや、自分の独自性を目指して進んでいくことによって育まれるものです。
✿本来の自尊心を持つためにどうすればいいのか?
健全な自己概念を持つって?
ここで、すこし用語のおさらいをしましょう。
- 自己概念とは・・・「自己理想に対しての、現在の自分についてのイメージ」のことでした。
- 自己理想とは・・・理想的な自分のイメージ。そして、自己理想は永遠に到達できないものでした。
- 劣等感とは・・・自己理想を追求していく中で、今の自分が劣っていると感じることにより起きるものでした。
向後先生によると、
健全な自己概念を持つために大事なことは、理想の自分と現在の自分を比べて起きる「自分はまだまだだ、でもそこそこ良くやっている」という感覚を受け入れることなのだそうです。
ですので、他人と自分を比べて起きる「優越コンプレックス」や「劣等コンプレックス」による自己概念は違うということですね。
そして、
健全な自己概念を持つことは、
理想の自分と現在の自分を比べて起きる「自分はまだまだだ、でもそこそこ良くやっている」という感覚を受け入れた自分のイメージ を持つこと。
ということになりますね。
「健全な自己概念」を、「等身大の自分」「ありのままの自分」という言葉に置き換えるとわかりやすい人もいるかもしれません。
「理想の自分にはまだまだだけど、それに向かって努力している私でいいんだ〜 」と自然に思えるようになると、他人と比較することもなくなり、それにともなって失敗を恐れることもなくなりそうですよね。
ここまでの話をまとめると、
「健全な自己概念を持つ」ことによって、他人と比べることなく、自分のやり方、自分のペースで自己理想を追い求めていく。そして、そのことを「今の自分は努力している過程にあり、それによって成長している」と感じられることで、本来の自尊心が育まれていく
ということになるということですね。
✿健全な自己概念を持ち自尊心を高めるコツ
健全な自己概念を持ち、本来の自尊心を育むには、とにかく他人と比べることを止めなければなりません。他人と比べない代わりに、なりたい自分のイメージをしっかりと持つことが必要になってきます。
ただ、「なりたい自分のイメージを持て」といきなり言われても、そう簡単に持てるものでもないかと思います。しかし、「なりたい自分のイメージを持つ」ことに最適な方法があります。それは、また別の日にお話したいと思います。笑
他には、完璧を求めすぎないこと、ミスを許せるようになることがあります。これは、先述した、「自分はまだまだだ、でもそこそこ良くやっている」という感覚(劣等感)を受け入れることにより可能になると思います。
そして、人生を振り返って、「完璧でなかったけどうまくいっていること」「ミスったけどうまくいったこと」などを思い出して書き出してみると、案外、うまくやってこれたことに気付き、「完璧でなくてもいいんだ〜」「ミスってもいいんだ〜」と思えるようになるかもしれません。
✿最後に
「本来の自尊心」と、それを持ち育むために必要な「健全な自己概念」を持つためには、常に他の人との比較や競争、そしてその結果に基づく評価がされている現代社会においては難しさがつきまといます。
しかし、ここ数年に渡りアドラー心理学が注目を浴び続けているということは、少なからず、その難題に挑もうとする人が増えていっているということが言えると思います。そして、その人達が増えていくに従って、現代社会の様子も変わってくるのではないでしょうか。
僕も難題に挑む一人として、「本来の自尊心」と、それを持ち育むために必要な「健全な自己概念」を持ち続けるための取り組みを続けていき、少しでも多くこのブログを通じてお伝えしていければと思います。
✿劣等感についての記事はこちらをどうぞ
kokoronokawamuki.hatenadiary.jp
✿向後先生の書籍紹介
この記事の参考文献:
『幸せな劣等感 アドラー心理学〈実践編〉』向後千春 著
蓮池町通電停前のセブン○レブンのおばちゃんがコンプリメントの達人だった話
「県外の方ですか?」
レジで精算をしようとした時におばちゃんに声をかけられました。
「いえいえ、高知県人ですが、県外に長くいたもので^_^」
と僕。
「いやぁ、言葉遣いがキレイやから、てっきり県外の人かと思いましたー。高知の人はもっとがいな(きつい)感じやき。」
とおばちゃん。
「そうですか!?意識したことなかったです。」
と僕。
「でも、それ続けて下さいね! すごく丁寧で感じが良いので^_^」
とおばちゃん。
いやぁ、素直に嬉しかったなぁ。
なんか毎日これと言って意識することなく、フツーに当たり前にやってることを称賛されるって新鮮だったし、むしろ砕けた喋り方ができないことがコンプレックスだったくらいなので。
毎日たくさんの類のお客さんの相手をしている人から言われた訳やから、ポジティブに受け止めて自信もってええんやなという気持ちになり、自分の喋り方で相手に良い影響を与えられたって凄いことやなって自画自賛しました。笑
そして、
別に砕けた喋り方ができなくても、今のままで良くて、決してネガティヴに捉える必要もないんだな、
ということに気づく。
その後出勤した職場では普段よりも丁寧に職員さんと接する僕の姿がありました。笑
すっかり、おばちゃんにがっつりコンプリメントされました!
おばちゃんのおかげで、その人が当たり前だと思っていることは、他人からみると当たり前ではない特別なことである場合があるということを再認識。
そして、そこを見逃さないで、つまみ出して相手に伝えられるかがコンプリメントの鍵やなと思いました。
そして、おばちゃんのように
「それ続けて下さいね!」
とひと言付け加えるだけで、コンプリメントを強化させることができるということも。
人の気持ちを元気にさせるコンプリメントの力を身を以て体験したおかげで、おばちゃんに負けずますますコンプリメントを実践していこうと思います。
ちなみにコンプリメントとは称賛やねぎらいの言葉をかけること。
コンプリメントについてはこちらを読んでみてくださいね。
kokoronokawamuki.hatenadiary.jp
「劣等感は悪くない!」アドラー心理学の第一人者から教わった劣等感との付き合い方
- 劣等感
- ライフスタイル
- 共同体感覚
✿劣等感は悪いものではない!
❀劣等感を感じるメカニズム
❀劣等感は成長の素になる!
❀劣等感があるからこそ創造や貢献が生まれる
✿他者との比較による劣等感は自分を苦しめる
✿健全な劣等感を持つためにどうすればいいのか?
✿最後に
✿向後先生の書籍紹介
この記事の参考文献:
『幸せな劣等感 アドラー心理学〈実践編〉』向後千春 著
相手を元気にするコンプリメントをソリューションフォーカストアプローチセミナーで学んできた
4月から月イチで通っている、ソリューションフォーカストアプローチ(SFA)講座。先日、第2回目を受講してきました。
※セミナー会場近くにある川沿いがとてもキレイでした!
第二回目のテーマはコンプリメント。
コンプリメントはSFAにおいてすごく大事なスキルとのこと。
では、さっそく振り返っていきましょう。
✿コンプリメントとは?
「称賛」や「ねぎらい」のこと。
クライアントが元気になる、自己評価を高める言動(自信がつく言葉)を示します。
自己評価を高める言動の資源には個人的資質と過去の成功がなります。
話の中で、個人的資質や過去の成功を見出し、こちらから提示していくことで、クライアントの健康な部分を再認識し増幅してもらうことを一番の目的とします。
✿コンプリメントには3種類ある。
❀直接的コンプリメント
クライアントに対して肯定的評価、肯定的反応を示すことです。
例)辛い中よくここまでやってこられましたね。
☆来談者中心療法でも使用されるクライアントを労う言葉でもあります。
❀間接的コンプリメント
クライアントに肯定的なものを含む質問をすることです。
例)どうやって辛い中でこれほどのことができたのですか?
☆ここが来談者中心療法ではやらない部分です。SFAのコンプリメントではとても重要なところです。
❀セルフコンプリメント
クライアント自身が自分の力を述べることです。
例)(間接的コンプリメントを受けて)毎日、「明日は必ずやってくる、いつかきっと光が射す日がやってくる」と自分に言い聞かせて、過ごしてきたんです。
☆クライアントがポジティブな自分の体験を語ることができれば、セルフコンプリメントになり、さらにカウンセラーは「どこで、そのやり方を思いついたのですか?」などの間接的コンプリメントを続けていき、セルフコンプリメントを補強する。ここがSFAのカウンセリングの特徴的な流れとなります。
✿コンプリメントを使用する時は?
クライアントの反応に合わせて適宜。一回ではなく何度でも。
❀カウンセリングの冒頭からコンプリメントはできる。
例)「今日は遠いところよくお越しくださいました。」
「雨降りしきる中、よくお越しくださいました。」
✿コンプリメントを行う上で気をつけること
・あくまでも「元気になってもらう」ために使うものであるということ。
・ヒットしないコンプリメントもある。ヒットしなければ他の長所を見つけていく。
・カウンセラー「いいな」と思ったことを言うこと。「お世辞」や「クライアントをコントロールする為」のものではない。
・クライアントと同等であること。クライアントと上下の関係になる「褒める」とは違う。
✿コンプリメントをするコツ
クライアントの良いところを虫眼鏡で探してピンセットでつまんで顕微鏡でみるようにするイメージだそうです。
☆相手をよく観察することが大事
例)「髪切ったね」と言ったその後に
→似合っている→「似合っていますよ」と言う
→似合っていない→「髪切ったね」で止める
☆クライアントのネガティブな発言の反対の言い方を考える。
例)「私は事務仕事しかできないんです。」
→「〇〇さんは事務仕事ならできるのですね。」
「私は臆病でして・・・」
→「〇〇さんは慎重に物事を進められるんですね。」
↑クライアントがネガティブに捉えていることも見方を変えるとポジティブになるということへの気付きを促します。クライアントが気付けばセルフコンプリメントになります。
✿ロールプレイで実践する
この日も最後はロールプレイ。
今回はロールプレイの時間内で、「繰返し、要約、コンプリメント」を少々強引でも良いから入れることを目標に臨みました。
❀カウンセリングスタート時の決め台詞はこれ!
「今日はここでどんなお話ができれば良いでしょうか?」
→目的へ向けて焦点を当てる質問
原因よりも「どうなりたいのか」に焦点をあててカウンセリングを進めていくために、一番最初に必ずしたい質問だそうです。
❀ロールプレイをやっての感想。
直接的コンプリメントはしやすいが、間接的コンプリメントは産業カウンセラー養成講座では習わないものなので、やりにくさを感じながらのロールプレイにはなりました。猪野先生もおっしゃっていましたが、コンプリメントは普段のコミュニケーションの中でも使えるものなので、普段のコミュニケーションで直接的コンプリメントと間接的コンプリメントを使うようにしてみようと思います。とにかく、間接的コンプリメントはSFAのカウンセリングの成否に関わる重要なテクニックだと思うので、使いこなせるようにしたいですね。
✿最後に
コンプリメントはねぎらいや称賛の言葉。普段から使いこなせるようになれば対人関係もグッと良くなると思います。その為にも、普段から相手の言動や行動、価値観や考え方を細かく観察していくことが必要かな。それと、カウンセリングスタート時の「今日はどんなお話しができれば良いでしょうか?」はSFAだけでなく、他の場面にも使えそうです。
次回までの課題は、日常でたくさんコンプリメントをすること!コンプリメントマスターを目指して頑張ります!
「傾聴の基本」繰返しと要約の秘訣をソリューションフォーカストアプローチセミナーで学んできた
4月からソリューションフォーカストアプローチ(SFA)のセミナーへ月イチで通うことにしました!
講師は四国SFA高知の猪野久子先生。
桜満開の高知城の下を通って会場へ。
思っていたよりもたくさん人が受講していて、会場は熱気でムンムン!猪野先生によると、産業カウンセラー協会主催で先生が登壇されたSFA講座が好評だったようで、産業カウンセラーの人からの申込みが多かったとのこと。もちろん、僕もその一人(笑)。先生のユーモアを交えた穏やかな語り口で、講座は終始和やかな雰囲気に包まれていました。
では、今回学んだことを忘れないうちに記録していきます!
- ✿ソリューションフォーカストアプローチ(SFA)とは?
- ✿SFAの良いところ
- ✿SFAにおけるカウンセラーの姿勢は?
- ✿SFAの特徴
- ✿SFAの聴き方①繰返し
- ✿SFAの聴き方②要約
- ✿SFAの聴き方③沈黙への対応
- ✿第一回目を終えた感想。
✿ソリューションフォーカストアプローチ(SFA)とは?
SFAはブリーフ・セラピー(短期療法)のひとつ。ブリーフ・セラピーとは、短期の治療を目指しているのではなく、効率のよい治療を目指した結果、短期に解決することが多かったということからつけられた名称です。
創始者は
・スティーブ・ディ・シェイザー
・インスー・キム・バーグ
のお二人。
多数の面接ビデオを分析して、解決に有効であった介入要素を帰納的に抽出し誕生したそうです。
✿SFAの良いところ
①疲れない。笑顔でクライエントと別れる。
②面接の回数が平均2.9回と短期。
③習得したスキルや質問を使えばできる。
☆この「習得したスキルや質問を使えばできる」という部分が魅力的で、カウンセリングとまでいかない、普段の仕事の中でちょっとした相談ごとに使えるなと感じました。リピーターの方で実際にそのような使い方をしている方もいらっしゃいました。
✿SFAにおけるカウンセラーの姿勢は?
カウンセラーは「知らない姿勢」でクライアントの話を聴く。そのためには自分の価値観を一旦脇に置くことが必要。
また、解決の方法を知っているのはクライアント自身であり、「クライアントは自分の生活の専門家である」ということを意識する。そのためにはクライエントの価値観を一旦受け止めることが必要。
そして、クライエントの話を聴きながらクリアに映像をうかべることができるなら「話を聴けていること」になり、映像をうかべることができないなら「話を聴けていない」状態であり、そのまま続けずにクライエントに訊くことが大事。
☆「知らない姿勢」というのはフォーカシングやゲシュタルト療法のカウンセラーの姿勢と共通していると思いました。
✿SFAの特徴
問題解決ではなく、解決構築に焦点をあてる!
原因を探ることに時間を費やすのではなく、解決した時について語っていただくことに時間を費やす。クライエントの健康な部分を増幅していく。
問題解決:問題を解決しようとするもの。
解決構築:問題をどうこうするのではなく解決した状態をつくっていくもの。
☆ここがSFAの特徴です。常に解決構築を意識しながら話を聴いていくことが、短期に解決することへとつながっていくわけですね。
✿SFAの聴き方①繰返し
目的:クライエントにわかってもらえたと思ってもらうことで関係をつくること
内容:クライエントが話した内容を繰返す。繰返す部分は、クライエントの言葉の最後の部分。
または、クライエントの話の中で感情が込められているフレーズ(キーワード)。
スムーズに繰返すコツ:繰り返しは独り言を言うようにするといい。
繰返しで気をつけること:感情を表す言葉に応答するロジャーズとは違う。事柄からクライエントの感情をカウンセラーが明確化することもあまりしない。
☆この「感情を表す言葉に応答しない」というのが、ロールプレイで一番ぎこちなさを感じました。でも、慣れてくるとこっちのほうが自然になるかも。
✿SFAの聴き方②要約
目的:クライエントにわかってもらえたと思ってもらうことで関係をつくること、話が途中で迷子にならないように確認する役割もある。
内容:クライエントが話した内容を、クライエントが大事にしていることやキーワード(感情が込められているフレーズ)を中心にまとめる。
☆産業カウンセラーの要約とほとんど同じだけど「クライエントが大事にしていること」とキーワード(感情が込められているフレーズ)を使うと決めておけば、たしかに要約を組み立てやすいなと思いました。
要約のタイミング:ダラダラと話が続いていきそうなら、一旦ストップをかけて要約をいれてもよい。キーワード(感情を込めて言った言葉)を使う。
もし、間違っていてもクライエントが修正してくれるので心配することはない。
☆要約はクライエントの言っていることと、カウンセラーが理解したことの確認の意味もあるので、要約をうまくできなくてクライエントが「違います」と言っても構わない。クイズではないということですよね。
✿SFAの聴き方③沈黙への対応
沈黙で困ったら、相手が最後に言った言葉を繰り返す。ただし、沈黙の意味をきちんと認識していくことは必要。
☆これは今までやったことが無かったので、チャンスがあればぜひトライしてみようと思います。
✿第一回目を終えた感想。
SFAは産業カウンセラー養成講座で学んだロジャーズと似たところと違うところがあり、ロールプレイでは違うところについてぎこちなさを強く感じました。
今回の講座で猪野先生は「いつも使ってない左手を使うイメージで望んでください」とおっしゃっておられました。普段の会話や、産業カウンセラーで学び染み付いているロジャーズの技法が右手なら、SFAの技法は左手。先生もロジャーズからSFAに来た時は、左手を使うぎこちなさを感じたとのことでした。
先生もはじめは僕と同じだったんだと思えると、トライする気持ちが高まります。これからロールプレイでは慣れてない左手を使うわけなので、失敗することを気にしないでやっていこうと思います。
まだ始まったばかりで技法も繰返しと要約しか習っていませんが、SFAのカウンセラーの聴く姿勢や技法は、僕に合っていると感じています。
来月はクライエントが元気になる、自己評価を高める言葉を伝えるコンプリメントを学ぶ予定です。それに向けて出された宿題が「自分をコンプリメントする言葉を100個書き出してくる」というもの。
相手の良さを知るには、まず自分の良さを知っておかないといけないということですね。来月も楽しみです。